【トレーナー通信 vol.115】気持ちいいだけでは変わらない?ストレッチの新常識

2025年11月12日

ストレッチと聞くと、「痛くない範囲で行うもの」という考えが一般的ですよね。確かに、無理なストレッチはケガの原因にもなりますし、リラクゼーション目的であれば“気持ちいい程度”がちょうど良い。しかし最近の研究では、この“常識”が見直されつつあります。

ハムストリングス(もも裏の筋肉)を対象とした研究では、「少し痛い」と感じるほどの高強度ストレッチの方が、筋肉や腱の硬さ(スティフネス)をしっかりと下げ、柔軟性を実際に高める効果があることがわかってきました。
一方で、痛みを感じない通常のストレッチでは、たとえ関節の動く範囲が広がっても、それは“筋肉が伸びた”のではなく、“伸びる感覚に慣れた”だけということもあるのです。

つまり、短時間で柔軟性を高めたい場合には、ある程度の痛みを伴うストレッチが有効なケースもある、ということです。さらに興味深いのは、高強度ストレッチを片側だけに行っても、反対側の柔軟性が向上する「クロスエデュケーション効果」があるという報告。身体は左右でつながり、神経的な学習によって変化が起こるのです。

とはいえ、「痛みを伴う」と聞くと抵抗を感じる人も少なくありません。痛みはモチベーションを下げる要因にもなり、継続を妨げてしまうリスクもあります。だからこそ、ストレッチを行う側(指導者や施術者)には、相手の性格や目的、体の状態を見極めて強度を調整する“判断力”が求められます。

大切なのは、結果だけでなく「なぜこの強度で行うのか」という過程への納得感。本人が目的を理解し、意識的に取り組むことで、ストレッチの効果はさらに高まります。
ストレッチは単なる筋肉の伸ばし合いではなく、“自分の体と向き合うコミュニケーション”。痛みと安全のバランスを見極めながら、その人にとって最適な強度を探ることが、柔軟性だけでなく、心身の調和にもつながっていくのです。

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